カメラまわり

持って驚く、使って驚く最軽量チェキ。スマホ世代の『instax mini LiPlay』レビュー。

“写真は紙とともにある”

スマホやSNSで目にするのはデータであり、写真というより「画像」と言う呼び名が合っているような気がします。

これは決してデータ=悪と言っているわけではありません。むしろ画像の方がSNSにあげるのにも便利だし、友達とシェアするのにも楽です。撮ってすぐに確認できるのも画像の良いところだと思います。

それでも紙にプリントされた写真の良さというものはなんとなくですが、感じます。しかし現実問題、紙にプリントするとなったらカメラ屋さんに行って現像してもらって…って流れはあまりにも時間がかかりすぎるし、めんどくさい。

「あぁ、その場で写真がプリントできたらな」

こんな願いを叶える商品は遥か昔に開発されています。それがインスタントカメラ、チェキ。そんな古くからあるチェキですが、最近はスマホに合わせた商品が発売されているらしい。今回はそんなスマホ時代に合わせて作られた『instax mini LiPlay』というチェキをレビューしていきます。

instax mini LiPlay

2019年6月に発売されたばかりの新しいinstax。今までのinstaxと明確に異なるのはスマホ向け専用アプリをリリースしていることでしょうか。スマホと連動させることで、一般的なチェキと比較しても機能性が豊富なのが最大の特徴だと思います。僕もその機能の中でもスマホの画像をダイレクトに「チェキ化」できる機能に惹かれて購入しました。

instax mini LiPlayのここが好き

  • びっくりするくらい小さい、軽い
  • スマホからのダイレクトプリント
  • プリント速度が速い
  • 内蔵容量で結構十分
  • ショートカットキーの何かできそう感

instax mini LiPlayのここがイマイチ

  • 可愛らしすぎるデザイン
  • 背面液晶が少し見づらい
  • 露出補正がやりづらい
  • フィルターの数が少ない

歴代最小、最軽量ボディ

開封して真っ先に感じたのが軽さと小ささ。本体重量は約250gと最近のスマホと比べて少し重たいけれど、デジカメ+プリンター機能が備わっていると考えれば軽く感じます。触ってみるとすぐわかりますが、軽そうな素材が使われていることがなんとなく伝わってきます。高級感はないですが、ポップで持ち歩きやすい感じがします。

このサイズ感で収まっているとサコッシュのようなカバンにもすんなり入るのがgood。やたらと荷物の多い女子にはこのサイズ感は嬉しいんじゃないでしょうか。

全体的なデザインはおしゃれ女子をターゲットにしていることが汲み取れます。特に本体カラーバリエーション。僕が購入したホワイトはただのホワイトではなく、大理石のようにキラキラとした装飾がされています。ストーンホワイトとかいうらしい。

僕が40代とかだったら、少し持ち歩きづらいかな。この部分は後継機、またはカラーバリエーション追加の際にシンプルなデザインが出たらいいなぁ。

これは”ほぼ”デジカメです

インスタントカメラというと撮ったものがすぐにプリントされるもの。しかし本製品は後ろに液晶があって、画像を見てからプリントできます。また、リアルタイムでフレームやフィルターを変えて撮影したり、あとからフレームを変えたりすることも可能できます。フィルムもタダではないので、失敗を避けられるというのは素直に嬉しい。

ただ液晶の表示がなんか見づらい。解像度が低いわけではないのですが、色味が暖色寄りで出来上がりが思ってた色となんか違う感じがする。実際使っていても液晶で確認してからプリントしているのにイメージと違うということが多い気がします。基本的に本体の液晶を見て撮る場合は気持ち明るめに撮ることをおすすめします。

カメラ性能はF値2.0の明るいレンズに焦点距離は28mm(35mm換算)。普段からスマホの焦点距離(画角)に慣れている人からしたら扱いやすいと思います。半押しでオートフォーカスもあるので、撮影に関しては不自由ないです。

気に入って使っていたのですが、すぐに気がつくのが撮影の操作のしづらさです。

特に露出補正の部分。メニューを押してから露出補正の欄を選択する必要があります。実際に撮ってみて「ちょっと暗いな。」と思っても、またメニューから設定を開いて露出補正を選択して…。この流れが面倒くさすぎます。

2017年に発売されているinstax SQ10ではすぐに露出補正の設定にアクセスできるボタンが存在していました。僕も愛用していたので、あの便利さに慣れているとどうしても使いづらいと感じてしまいました。

本体を小さくするために仕方ないのかもしれませんが、この辺の部分は撮影の時に気になってしまって結果的にスマホや他のカメラで撮ってしまうことが多くなってしまいました。

スマホで広がる利便性

歴代のinstaxにはない機能が「スマホとBluetoothで接続できる」というもの。専用のスマホアプリを使うと以下の4つの機能が使えるようになります。

①音声を撮れる

実はこのチェキ、「音が撮れる」ということを結構押し出しています。チェキに音声データのQRコードをプリントして、そのQRコードを読み取った人は音声が聞けるという機能です。

録音できる音声は10秒間で、本体前面のマイクボタンを長押しすることで録音されます。音声付きプリントをする場合は必ずスマホと接続する必要があるので、音付きチェキ会とかやろうと思っているバンドやアイドルの方からしたら少し煩わしいかもしれません。

ただ、聞く方は特別アプリを入れる必要があるわけでもなく、QRコードを読み取ることができれば誰でも音声を聴けるというのは手軽で最高です。

バースデーパーティーの写真に「誕生日おめでとう!」という音声をつけたり、海の写真に「波の音」をつけたり使い方は様々ある。が、僕自身いまだに上手な使い方を見つけられず、目玉機能でありながら全く使っていない機能です。

写真で一言みたいにチェキ大喜利をやってみるとか、クイズの書かれた写真に「正解は〇〇でした」みたいな音声をつけるとか。活用方法を色々と考えてみたけれど、どれも一人でやってもおもしろくなさそうなので行動に移してはいない。この機能を使ったおもしろい企画があるなら教えて欲しいです。参加します。

こんな感じの画面に飛びます

②リモート撮影

スマホでリアルタイムの画像を見ながらチェキを撮影できます。集合写真を撮るときなどにはかなり使えそうな気がします。しかしながら本体に三脚穴はないので安定したところを探して撮るって感じになるかもしれません。

単純な自撮りをするときには本体正面のミラーを見ながら撮影できるので、使う機会は意外と少ないです。

③ショートカットの設定

本体側面には123のボタンがあります。これはアプリから設定したフレームを呼び出すショートカットキーとなっています。現状設定できるのはフレームだけですが、今後アップデートでフィルターなども細かく設定できるようになれば大幅に使い勝手が向上するのではないかと期待しています。

④ダイレクトプリント

instax mini LiPlayの個人的にもっとも使う機能。スマホにある画像であったら何でも「チェキ化」できます。僕はx100fで撮った画像もスマホに移しているので、お気に入りの画像たちが簡単に「チェキ化」できるのが最高です。

正直なところ、他のカメラで撮った方が画質やボケもいい感じでプリントできるので、すぐにプリントしたいという場合は除けばチェキのカメラを使わずにダイレクトプリントを選んでしまいます。

現状アプリ内ではプリントする画像をトリミングと画像回転しかできない。今後のアップデートでフィルターをかけられるとか、フレームを設定できるとかダイレクトプリントの機能を拡充させてくれるとうれしいです。

個人的に今すぐに欲しい機能はチェキの方で撮った画像をスマホに送る機能。今の時代SNSやLINEでシェアするからにはやっぱりデータで欲しい。

現状チェキで撮った写真をデータとして移すには、microSDに保存されたものをパソコンやスマホに移すという作業が必要です。そんなめんどくさいなら、やっぱりスマホや他のカメラで撮ってしまう。スマホから簡単に「チェキ化」できるのであれば、チェキで撮った写真をスマホにデータを送るのも可能な気がするので、この機能が追加されればいいなぁと思っています。

まだまだ進化の余地を残している

デジカメとしての側面を持っているので、アップデートで追加して欲しいこと、改善して欲しいことを少しまとめてみた。

今後期待すること

  • シンプルなデザインのモデルの追加
  • 露出補正の操作をより簡単に
  • フィルター、フレームの追加
  • ショートカットキーの活用方法を拡大
  • ダイレクトプリントの画面で軽い画像編集
  • チェキで撮ったデータをスマホにダイレクト送信

チェキを使いこなすのは結構難しい

チェキっておしゃれじゃんみたいなふわっとした理由で購入するとイマイチ使い道に困ることになります。あるあるだと思います。実際僕もそうですし…。

フォトインフォトをやろうと思っても意外とうまくいかず…。プリントしたはいいものの、チェキをどう保存するかも困ったり…。

そんな人のためにチェキの魅力をFUJIFILM公式で教えてくれるポータルサイトがあります。チェキを持ってるけど使う機会がないと思っている人はぜひ覗いてみてください。僕も一緒に使い道を勉強します。

Cheki Pressを見てみる

参考になるかわかりませんが、ちょっと作例

スマホでみる画像とはやっぱ違いますね。なんか言葉で表現できないけど、いい。チェキのヌルッと出てくる感じは本当に楽しいので、興味がある方はぜひチェキに触れて見て欲しいです。

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