カメラ関連のもの

まるで自分だけの写真集。思い出や作品を本で残す『PhotoZINE Bookタイプ』

皆様が写真を撮る理由はなんですか?

「映え」を狙うSNSのためだったり、友達との思い出共有のためだったり人それぞれの理由があると思います。

僕の写真を撮る理由は「二度とない景色を残すため」そんなたいそうな理由ではありません。

写真を構成するのは撮った時間、場所、構図etc。決して同じ写真は存在しません。だからそれを切り取りたいというのが僕の写真を撮る理由です。

そんな写真たちはいわば作品と言えるでしょう。作品と考えると写真をものとして残すのも良いなと思い、今回初めてフォトブックを作成してみました。

思い出の記録、自分だけの写真集。作り方は自由なプリントサービス『PhotoZINE』をご紹介します。

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簡単にオシャレに作れるフォトブック『PhotoZINE』

フォトブックと聞くと皆様は何を連想しますか?僕はハードカバーで大きくて…というイメージがありますが、今回ご紹介するPhotoZINEは少し違います。

PhotoZINEには大きく分けてBOOKタイプ、MAGAZINEタイプ、SLIMタイプの3つの種類がありますが、ハードカバーは存在しません。簡単なイメージとしてBOOKタイプは文庫本のような見た目。他の2つはパンフレットのようなイメージです。

今回僕が利用したのはBOOKタイプ。作り方によっては本当に写真集や作品集のようになります。

サイズやページ数が色々と決められます。僕が今回作成したのは正方形のスクエアタイプで72ページ。価格は2612円でした。そのほかのサイズや価格がきになる方は公式ページを覗いてください。

公式ページで確認する

PhotoZINE BOOKタイプのここが好き

  • 紙の手触りが心地いい
  • 簡単に綺麗な見た目のフォトブックが作れる
  • 表紙カバーの折り返し部分のデザインがエモい
  • 無線綴じで開きやすい

PhotoZINE BOOKタイプのここがイマイチ

  • 作成幅は意外と限られる
  • 解像度不足に注意が必要
  • 48ページから72ページの間のプランがない

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先日のタイ旅行を本に

2月の頭に行ったタイ旅行の写真で実際に作ってみました。僕自身初めてのフォトブック作成でレイアウトやデザインなど迷うこともあり、完成まで2週間程度かかってしまいました。時間かけただけあって自分の中では満足のいく出来になったと思っています。

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注文してからは意外に早く届く

先ほど時間がかかったと書きましたが、それはフォトブックのレイアウトやデザインを決める段階での話。

Bookタイプでは自分のパソコンやスマホから作成サイトにアクセスして、使う写真をアップロードして作成します。ここではレイアウトがいくつか決まっているので、それに合わせて写真や文字を入れて作っていく感じです。

レイアウトの種類に関しては文字だけのページを作れたり、一面に写真を使うなど様々なレイアウトが用意されています。また、文字を入れる場合も基本的なフォントの種類が揃っています。そのため自分で用意するのは写真だけだから気軽に作れます。

デザインやレイアウトに関しても自分で選ぶ楽しさもありますが、一律で同じレイアウトにする設定や使いたい画像を選んで自動でレイアウトを選んでくれる設定もありますので、簡単に作れます。

一方裏を返せば、自分で自由になんでもデザインしたいという人には向いていないサービスかもしれません。レイアウトやフォントも基本的なデザインが揃っているだけで、少し変わったレイアウトをしたいという人は他のサービスの方がいいかもしれません。

僕は注文してから1週間程度で自宅に届きました。公式ページの目安は2週間程度でしたので、思ったよりも早く届きます。

無線綴じで見開きのレイアウトが映える

無線綴じのため本を開きやすく、見開きに渡って写真があるレイアウトが映えます。おすすめのレイアウトです。

今回はまるで旅行ガイド本のようなレイアウトを意識して文章と写真を選んでみました。

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作るときの注意点

画面一面や見開きに渡るような画像を大きく見せるレイアウトを使用する場合、解像度に少し注意が必要です。最近のスマートフォンのカメラは解像度が高い写真が撮れるので、自分で撮った写真に関しては問題ないと思います。しかし友達からLINEで送ってもらった写真などはLINEの仕様で解像度が落ちている可能性があります。

このような場合は解像度不足ということでアラートが出てしまいます。見開きのレイアウトで作りたいという場合は友達から直接データをもらうなどして高解像度の写真を用意しましょう。

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紙だからこそ良さ

「写真を見る」という行為は紙でもスマホの画面でも変わりません。それでも思い出のカタチとして紙に残しておくというのは趣があります。

PhotoZINEはキャッチコピーからもわかるように手触りがいい。表紙からカバー、手で触れるものの手触りが本当に心地よいです。クラフト紙のような本体表紙や表紙カバー、プリントされた写真も全て。気になる方はぜひ一度触ってみて欲しいです。僕の言葉ではうまく表せないけれど、紙の良さっていうものがなんとなくわかってもらえると思います。

思い出を写真と文章で本にすることで生まれるもの。

それはストーリー性です。

今回僕が作ったように旅行の時系列を追ったり。タイ料理をまとめた「おまけ」ページをつけてみたり。このストーリー性というのが僕の思うフォトブックにすることの良さ。

何年か経ったとき、写真だけで思い出せることよりも本として残っていた方が感じ取れる思い出の濃さが異なってくると思います。

ただ本として残しておくと、引越しや掃除という機会にふと本を見つけて作業が進まなくなるなんてこともあるかもしれませんが。

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保護カバーがついてくる

スマホの画像は劣化しませんが、紙は劣化してしまいます。だから保存の方法として向いているのは間違いなくデータ。

フォトブックも一般的なものはハードカバーにすることで劣化を防いでいます。しかしながらPhotoZINEはハードカバーではありません。だから半透明ビニール生地のカバーがついています。こういう心遣いも嬉しいですよね。

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さあ、フォトブックを作ろう

僕は今回のPhotoZINEに満足。おそらく今後旅行に行った際には作ると思います。それだけでなく、レシピ本みたいな現在の思い出のカタチとして以外の用途でサービスの利用を試みたいですね。

ただ僕が作っていて気になったのは48ページから72ページの間で作れないこと。少し残念でした。60ページくらいで出来上がってしまうと10ページ増やすか10ページ減らすかという大きな調整が必要になってしまいます。

今回のフォトブックも60ページ程度でできたので、おまけページや文字のページを作ることで対応しました。こんな感じで写真集の最後みたいなページを付け足してみたり。

文字だけのページ入れるだけで本当の写真集っぽくっていいですよね。もしみなさまも60ページくらいでできてしまった時は、最後のページの方にこんなページを足してみてはいかがでしょうか。

PhotoZINEを公式ページで作る
PhotoZINEをカメラのキタムラで作る


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