僕はX100Fを手にしてからというもの写真の美しさに惚れました。日常を切り取る「スナップ写真」なんか特に好き。ファインダーをのぞいて試行錯誤しながらじっくり写真を撮る。これが本当におもしろい。
このまま写真をずっと愛していこうと思っていたのだけれども旅行先でふと感じたのは「動画」のおもしろさ。
周囲の音、楽しそうな声、動く背景とかとか。
旅先の非日常感を感じられるのはやっぱり動画。勝手なイメージになってしまうけれども「写真は作品」、「動画は記録」そんな気がするんです。
残念ながらX100Fは手振れ補正もなければAFの音がギコギコ入ってしまいます。正直動画向きのカメラではありません。
そこで今回は動画にに特化させたジンバル付きカメラDJI『OSMO POCKET』を買ってきました。
まだまだ使いこなせていないので、使用レビューというより開封記事です。
OSMO POCKET
昨年末に発売されて以降人気を集めている小型ボディに3軸ジンバルとカメラが一体となった画期的な商品。
簡単にブレのない写真を撮れるので、手ブレってなんですか?って気持ちになります。使ってまだ日が浅いですが、結構お気に入りです。
ロボットみたいでかわいい
起動してからも頑張って水平を保ってくれる感じもまたかわいい。
起動してから約4秒で録画できる状態になります。その時の動きがほんとかわいい。
常に水平を保てる
機能としてこの部分が最大の特徴であり、最高の特徴。
手ブレのない滑らかな動画を撮れるだけでなく、タイムラプス(早送りの動画)、夜間の写真、パノラマ撮影の際にもかなり効果的です。
走っていてもブレのない映像で、まるでドローンみたいな映像が撮れるのでおもしろい。
自動追尾の性能がいい
セルフィーの時は顔に自動で追従して撮ってくれます。旅行先で自分を中心にぐるっと背景が一周する動画も簡単に撮れます。
また、アクティブトラッキングというその辺のものを追従し続けてくれる機能もあります。これが結構使いやすい。
観光地の建物を設定すれば、周りを一周するだけでいい感じのカメラワークで撮ることができます。映画やドラマのような滑らかなカメラワークを自分で再現するのって結構むずかしいのですが、この機能を使えば自動で滑らかに撮ることができます。
画角は狭めだけど十分
一般的なスマホカメラなどと比べると画角は広いですが、GoProなどのアクションカメラと比較すると少し狭め。
セルフィーを使ったおしゃんなVlogを作りたい人はもう少し画角の広いカメラの方がいいのかもしれません。実際そんなレビューも多く見られます。
ただ腕いっぱい手を伸ばした状態ならそこまで気にならないような気もします。これは普段セルフィーで写真や動画を撮らない僕だから感じることなのかもしれませんが。
どうしても画角の狭さが気になる人は磁石でくっつくコンバージョンレンズもあるみたいなので一緒にチェックしてみてはいかがでしょうか。
すぐにスマホとつながる
デジタルカメラにはSDカードが必要なもの。OSMO POCKETもmicroSDカードが必要です。
最近のカメラにはWi-FiやBluetoothでスマホと接続してデータを転送できるカメラが多い中、OSMO POCKETは物理的に各端子が付いてきます。
iPhoneならライトニング端子、AndroidならUSB typeCの端子を使って直接接続できます。
つなげた瞬間にDJI MIMOというアプリが立ち上がるのが結構便利。
接続すればスマホの画面を見ながら本体だけではできない自由なカメラワークが可能になったり、各種設定が簡単にできるようになります。
また、本体で撮影したデータも簡単にスマホに移すことができます。
難しい使い道
写真と動画って似たような行為ですが意識することが全然違って意外と難しい。
ただ、動画のいいところ、OSMO POCKETのいいところとして適当に動画回しておけばいい感じに撮れるし、編集でいいとこだけ残すことができるのは本当に便利だと思います。
一方で、写真特化のX100Fを触る時間が減ったのが本当に悲しい。とりあえず回せばいいOSMO POCKETが便利すぎて、ずっと持ち運んじゃっています。
もっと言えばOSMO POCKETでもそこそこ綺麗に写真が撮れちゃうので、わざわざX100Fに持ち替えて写真を撮って…って作業が面倒で仕方がない。
写真好きも大きく心を動かせるくらいにおもしろいですよ。こいつ。
Vlogを撮りたい
僕の中のVlogのイメージになるのですが、リズムに合わせて短い動画をつなぎ合わせていく感じ。
だからその種を作るためにいろんな場所でとりあえず数秒でも動画を回しておくことを意識して動画を回していました。
ですが、いざ家に帰って作ろうとすると短すぎて尺が足りなくなってしまったり、なんかカメラワークが悪くていい感じに繋がらないことが結構ありました。
道具が良くても使い手が初心者だと使いこなせないものなんだなと。
写真もまだまだ半人前ですが、これからは動画も勉強する必要があるようです。
面倒だなと思う反面、上手くなる未来を期待すると少しハッピーな気持ちになったきたはらでした。